ヒーラーERIKOのワンダフルライフ

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パルテノンで想うこと

ギリシャの旅で誰もが必ず一度は訪れる場所、それがアテネのアクロポリスの丘にあるパルテノン神殿
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ギリシャ建築の最高傑作とうたわれているパルテノン神殿。
大学の時、西洋美術史を専攻していた私は、これがいかに計算しつくされた美しい比率による完全な調和を示している勝れた神殿建築であるかというのを、まず最初にレクチャーされた覚えがあるけれど、その時は、「ふぅ~ん~、そうなんだぁーーーー」って感じで、あんまり関心がなかったのよね、正直なところ・・・。
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やっぱ芸術品はすべて、絵画であれ、彫刻であれ、建築であれ、実物見なきゃ、本当のところその素晴らしさは理解できないと思う。

その時点でアテネのアクロポリスのパルテノン神殿を見たことがなかった私は、どんなに力説されようが、単なる石の塊の残骸(・・・な、なんて失敬な)としか思えなかったのよね。
私はイタリアのフィレンツェで盛えたルネッサンス美術が大好きで、古代ものにはあまり関心がなかったのです。(そうは言ってもルネッサンスはギリシャ芸術・精神の復興運動なので、洗練されたギリシャ芸術を更に発展させたわけなんですけどね・・・)

だけど、実際にパルテノン神殿を訪れてみると、その荘厳さ、洗練、調和美に心を打たれました。
この神殿建築は、柱の間隔とか太さとか、巧みに計算されています。
完全なる調和を見出すために、論理的な組み合わせによる正確な配列がなされているのです。
(詳細を知りたい方は美術書等を見れば知ることができます)
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おりしも、訪れた日は晴天ではなく曇り空で、それが逆に、なんとも神秘的な雰囲気をかもし出してくれたのですよ。
(もし晴天だったら、灼熱の太陽の下、あそこにゆっくりいるのは辛かった。)

随分前にパルテノンを訪れた知人から「あそこは観光客がうじゃうじゃいて、ちっともステキじゃないよ。」と聞いたことがあったから全く期待していなかったんだけど、いい意味で期待を裏切ってくれた感じ。
確かに観光客はうじゃうじゃいたけれど、それを差し引いても、やっぱステキでした!!
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どの方角から見ても素晴らしい。
(丘から下のほうを景色を眺めると・・・こんな感じ)
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(古代の円形劇場の跡も残っています)
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ただ単に大きいっていうだけでなく、美しいのよ~
エジプトの建築は美しいというより、そのスケールに圧倒されたり、安定感や力強さを感じたりするものが主だったけど、ギリシャ建築はもっと洗練されていて調和美が見られる。
エジプトを男とするならばギリシャは女って感じかしら。
もちろんこのふたつの国に流れているエネルギーも全然違うし、当時の人々が持っていた世界観も違います。
芸術は当時の人々の世界観の反映なので、建築や絵画、彫刻を見れば、その時代の宗教観から価値観までが垣間見えてきます。
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古代エジプトはファラオ中心の世界であったため、壁画や建築すべてに、権力の匂いがするし、「永遠の命」を信じていた当時の宗教観がその随所に見られます。
私には血なまぐさいエネルギーや、権力、陰謀、策略といったエネルギーが感じられるので、私は古代エジプト美術より、神々を讃え、洗練されていて優美で、かつ調和的なギリシャ美術のほうが好きだし、やはりギリシャという国のエネルギーのほうが、軽くて穏やかなのです。
もちろんエジプトも神を讃えたわけですが。太陽神ラー、それはイコール、ファラオなのであって、やっぱりどこまでいってもファラオの圧倒的な力を見せつけるための建築や美術が多いのよね~。
その点ギリシャは、ただ純粋に「美」を追求している感じです。
そう、だから私にとってギリシャは、自分の中の女性性のエネルギーを活性化させてくれる場所なんです。

この神殿があるアクロポリスの丘からはアテネの街が360度見渡せます。
対面にはリカヴィドスの丘という、アテネ市内で最も高い丘も見えます。
パルテノンを訪れた前夜は、このリカヴィドスの丘に登って素晴らしい夜景を見ました。
この夜景はうまく撮れなかったので写真がないですが、それはもうロマンチックで、ここは絶対恋人と来るべき場所だと思いました。
小さな教会もありましたよ。

パルテノン神殿の中に入れたならば、どんな気持ちになるんだろう?と想像しながらその周囲を歩いて回りました。
こんなに美しい古代神殿が街中にあって、いつでも訪れることができるギリシャ人たちって羨ましい~と思ったけど、きっと地元の人々はごく当たり前の景色になっちゃっていて、それほどの感動はないんだろうな。
京都に住んでいる人が数々の文化遺産に慣れてしまっているのと同じ?
それでもやっぱり感動するのかなぁ?
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神殿には必ずといっていいほど、なぜかネコがいるのよね・・・
ここ、パルテノンにもいましたわ。
同じネコに生まれても、神殿にいるのと街中のゴチャゴチャした裏通りにいるのとではえらい環境の差ですな。
やはり神殿にいるネコは高貴なのか・・・?
神殿とネコって・・・ピッタリよね。
神殿と犬は合わないけど・・・。

丘の上は風が強く吹いていたけど、それがまた心地よかった。
風に吹かれながら、しばらくずっとこの神殿を見ていたかった・・・・
そう、ただボッーとしているだけでいい場所なのよね。
心が落ち着きます。
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日がな一日、神殿のスケッチでもしていたならばさぞ心地よいことであろう・・・

それにしてもパルテノンは美しい~。

大学の時、教授がスライドを見せながらの講義中に、「この柱が美しい~」だの「アーチが美しい~」だのと感嘆のため息をつきながら過去の数々の建築物の解説をしてくれたことを懐かしく思い出しました。
この教授、スクリーンに写る建築に見とれ、講義の解説がしばしの間止まってしまうことがありました。
それでどうしたのかなぁ~と思ってみると、あまりの素晴らしさに、涙を流さんばかりに感動して固まっているのでした。
だから彼の解説はほとんど「これっ、この写真を見てください。なんて素晴らしいんでしょ~!!」・・・そして2~3分間があって再び「うーーーーん、素晴らしい~」のリピートでした。
だもんで、私たち生徒は、スクリーンに写る芸術品の数々よりも彼が感動してボー然としている姿に釘付けになったものでした。

でも、今の私なら、あなたの気持ちよくわかるわ・・・。

私も同じことを繰り返しているもの。
「パルテノン・・・す、素晴らしい~。う、美しい~。」

やっぱり実物を見ると感動もひとしおだし、建築物って、自然との調和、周囲の景観、そこにあるエネルギーも含めての総合芸術であり、そのバランスがとれている時、最高傑作が生まれるんだなぁと改めて思いました。

褒めまくりですが、私の友人のヒーラーたちも、ここの場所は気に入っている人が多かったですよ。
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by lagrace | 2006-09-28 01:06 | スピリチュアルジャーニー